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最近キャンプブームで直前に予約が取れないので、人気のキャンプ場の場合、数ヶ月前からキャンプを予約する必要がありますよね。
そうなるとやっぱり心配なのは天気ですよね。
気温は過去のデータを見れば予想はつくけど、天気は完全に運だから…
頑張って予約したのに、直近になって天気予報は雨…、最悪な場合は台風…なんて時は本当にガッカリしてしまいますよね。
「雨天時のキャンプは絶対にやりたくない!」という方はキャンセルで済みますが、「雨でも危険でなければなんとかキャンプをしたい!」もしくは「もしかしたら予報が変わって降らないかも!」という方はかなり悩まれるかと思います。
我が家も無料キャンセル期限を過ぎてもなかなか行くか行かないか決められず、キャンセルに踏み切れない時があります。台風もそれることを期待してしまう…
この記事では、降水量ごとの雨量のイメージと、降水量別のキャンプの可能性や注意点についてご説明します。必要に応じて目次から飛んでください。
降水量とは?
「降水量」とは平らな1m2の地面に降った雨の深さのことを表します。
「降水量1mm」の場合、1㎡は1m×1m、1mは100cm、1mmは0.1cmなので、100cm×100cm×0.1cm=1000㎤=1000ml=1L、つまり1㎡あたり1Lの雨が降ったということになります。
より具体的には、「降水量が1mm/h」、つまり「1時間の降水量が1mm」の場合、1000ml÷60分=約17mlとなり、1㎡あたり毎分大さじ1強の雨が降るというイメージです。
降水量の単位
降水量は「mm/h」で表される場合が多いです。
しかし、天気予報によっては、1日に降る雨量を「〇〇mm」と表記したり、数時間の間に降る雨量を〇〇mm」と表記したりすることもあるので注意が必要です。
例えば、「1日に降る雨量が24mm」や「12〜17時の間に6mm」という表記がされている場合があります。
この場合、いずれも1mm/hとなります。(前者は24mm÷24h=1mm/h、後者は6mm÷6h=1mm/h)
数字が大きいと誤解しがちですが、その際は単位を確認してみましょう。
それほど激しい雨ではない可能性もあります。
降水量〇〇mmごとのイメージとキャンプの過ごし方
次に、降水量ごとの雨量のイメージと、降水量別のキャンプの可能性や注意点をご紹介します。
実際キャンプ場でどのような過ごし方になるのかのイメージに繋がれば幸いです。
降水量に対する体感は人それぞれ、キャンプ場や風の強さによって安全性も変わってくるので、あくまで参考としてください。
降水量1mm/h
降水量1mmはいわゆる小雨です。
人によって傘をさす、ささないが別れる量です。
乾燥撤収はできませんが、それほど不便を感じずキャンプができます。
服装 | 必ずしもレインウェアが必要ではない。場内移動用に傘があると良い。 念の為、着替えや予備のタオルを持っていきましょう。 |
設営、撤収 | レインウェアを着るか、作業後に着替えるかでOK。 |
焚き火 | 火を起こすことができれば可能な場合が多い。 |
過ごし方 | タープの下で問題なく過ごせる。 トイレ等の移動は人によっては傘をささなくてもOK。 |
降水量2mm/h
弱い雨。屋外では雨の音が聞こえ、傘が必要となる量です。
レインウェアの準備はもちろんのこと、濡れた場合に備えてタオルを多めに持っていきましょう。
服装 | レインウェアが必要。 靴は防水のもの、もしくは替えがあると良い。夏はサンダルも可。 |
設営、撤収 | 大変だが、レインウェアを着れば可能。 濡れたテントやギア用にドライバッグがあると車が濡れない。 |
焚き火 | 難しい。 |
過ごし方 | タープの下で問題なく過ごせる。 トイレ等の移動は傘もしくはレインウェアが必要。 |
降水量3mm/h〜5mm/h未満
雨。傘がなければ数分でびしょ濡れになるレベルで傘は必須。
雨の音で周りの音が聞こえづらくなり、水溜りができる。
設営、撤収は大変。
我が家は何度かこの程度の雨の中キャンプをしましたが、後悔することも多く、最近はキャンセルすることにしています。
服装 | レインウェア必須。 靴は防水のもの、もしくは替えがあると良い。 体感温度は低くなるので、暖かい洋服を持っていきましょう。 |
設営、撤収 | 大変。レインウェア必須。 テントやタープに車のトランクを直付けするなど、濡れない工夫が必要。 濡れたテントやギア用にドライバッグがあると車が濡れない。 |
焚き火 | 難しい。 |
過ごし方 | 風が弱ければタープ下で過ごせる。トイレ等の移動は水溜りやぬかるみに注意。 水はけが悪いサイトだと水溜りができるので、ギアの配置は要注意。 |
降水量5mm/h〜10mm/h未満
本降り。水溜りが多数でき、足元が濡れる。
長時間雨が降り続けると、地面の雨水の吸収が追いつかず、サイトが水浸しになることもある。
テント内に雨水が侵入することもあり、場内の移動も滑って危険なので、慣れていない場合は中止をおすすめします。
我が家はこの程度の降水量でキャンプした際、途中でゲリラ豪雨並みの雨が降り続き、テント内に大きな水溜りができて大変な思いをしたことがあります。
服装 | レインウェア必須。 靴は防水のもの、もしくは替えがあると良い。 体感温度は低くなるので、暖かい洋服を持っていきましょう。 |
設営、撤収 | とても大変。レインウェア必須。 テントやタープに車のトランクを直付けするなど、濡れない工夫が必要。 地面が柔らかくなるので長めのペグを使用した方が安全。 濡れたテントやギア用にドライバッグがあると車が濡れない。 |
焚き火 | 無理。 |
過ごし方 | 風が弱ければタープ下で過ごせる。 テント内の巣篭もりキャンプの場合、水没しないかたまに外を確認した方が良い。 トイレ等の移動は水溜りやぬかるみに注意。 サイト内の水溜りは覚悟の上でレイアウトを考えた方が良い。 |
降水量10mm以上
やや強い雨。大雨警報が発令される場合もある。
キャンプは中止した方が良いです。
まとめ
以上で降水量の定義、降水量ごとの雨量のイメージと、降水量別のキャンプの可能性や注意点をご紹介しました。
それぞれの降水量に対して、キャンプ場でどのような過ごし方になるのかイメージできたでしょうか。
我が家の場合、降水量が3mm/hを超える場合はキャンプは厳しい、特に5mm/hを超えると身の危険を感じるので避けるといった印象です。
キャンセルをするのは迷惑だし、キャンセル料ももったいないので葛藤はあるかと思います。
キャンプ場によっては、「日程変更は1回だけOK」、「1ヶ月以内の日程変更は可」のような措置を設けているところもあるので、そのようなキャンプ場を選ぶのも良いかと思います。
また、今回は雨量のみについて紹介しましたが、さらに風も吹く場合はもっとシビアになるので注意が必要です。
「雨でも行く!」という場合は、
安全なキャンプができるよう雨対策をしっかりと取ってくださいね!
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